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診断材料の採取
便・尿の採取方法
寄生虫の便検査のためや、特に下痢や血尿・頻尿などのために来院される場合はできる限り便・尿を採取して、持ってきていただけるよう当院ではお願い致しております。なぜかと申しますと、検査を実施してはじめて診断できる病気があるからです。検査を実施しないで無難な治療を実施すると的の外れた治療になる可能性があり、お薬が無駄になる可能性もあります。
便の採取方法
下痢の場合ティッシュ等で採取すると水分を吸収し診断ができないことがあります。写真(1~5)は缶詰フードを水で溶いたものですが、このようにビニール袋にご自身の手を入れます。そしてすくってビニールを裏返し結んで持ってきます。
(写真1)(写真2)
(写真3) (写真4) (写真5)
尿の採取方法
イヌの場合、きれいに洗って乾燥させた細長いトレー状の容器で受ければ採尿できます。オスは問題ないと思いますが、メスの場合はトレー状の容器か、大きいきれいなスプーン、あるいはひしゃくのような容器で受ける方が簡単です。イヌがしゃがんで排尿するときに、下からそっと尿を受けます。採尿しようとすると気にして排尿をやめるときは、トレーを地面においてそっと足で排尿するところに移動させます。
ネコの場合、ネコ砂を取っておく、あるいはサランラップ等で猫砂の上を覆っておくとうまくいくこともあります。その他にそのときだけ魚の水槽用の砂(きれいなもの)を代わりに敷くか、きれいな紙をシュレッダーにかけたものを敷いてもある程度の尿は取れます。
それでもだめな場合はお預かりするしか方法がないです。
まなび野動物病院
動物保険対応の動物病院です。
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